女性の自信や幸福

自信

男性と女性という区分けはボーダレスになりつつあるとも言われていますが、それぞれの性ホルモンの作用には明確な違いがあります。具体的には、男性ホルモンのテストステロンが骨格や筋肉の発育に関与しているのに対して、女性ホルモンのエストロゲンは潤い成分のコラーゲンの分泌をサポートするので、髪の毛や爪、肌を艶やかにします。

つまり、これらのホルモンの分泌量が安定している状態をベースとして考えた場合は、男性はパワーがみなぎっていれば大丈夫で、女性は潤いが満ち足りていれば幸福に過ごせるということになります。このために、性ホルモンの分泌量が低下する40代以降は自信を喪失し、quality of lifeが低下してしまいます。

この内で、特に顕著なのがエストロゲンの分泌量の低下に伴う更年期障害と呼ばれる心身の不調です。また、近年では20代や30代の若い世代にも若年性更年期障害と呼ばれる症状が急増しています。これは、ストレスにより、自律神経のバランスが狂ってしまうことが原因と考えられています。

なお、これらの女性のトラブルを改善するためには、ホルモンバランスを正常な状態に回復させるというアプローチが基本ですが、実は特別なことをしなくても大丈夫な場合があります。例えば美容院で髪の毛を綺麗にしてもらったり、エステでムダ毛を除去するだけで、ホルモンバランスが安定するケースがあるからです。つまり、女性にとって綺麗になるということは、自信の回復や幸福感の享受と密接な関係があるということです。